午後８時、リビングダイニング
リゾット「ここ数週間、とのおかげで、かなり住まいが快適になったわけだが、その二人に感謝の意味も込めて、乾杯したいと思う」
全員「Salute！！」
・「かんぱーい」
メロ「あ、日本語の『乾杯』だ」
ホル「日本語で言い直そうぜ！」
全員「kammpaaai!」

ホルマジオとギアッチョがビール、ソルベとジェラートがスパークリングワイン、イルーゾォは炭酸水、プロシュートとペッシ、リゾットが赤ワイン、そして、メローネが白ワインのグラスをぶつける。はスパークリングワイン、はビールを選ぶ。
ソル「おまえ、わかってんな」
ジェラ「やっぱりスパークリングよねぇ」
「ですよねぇ！ジェラ姐さん」
ホル「とりあえず、ビールだろ！」
ギア（無言でお代わり）
「ビール一択！」
プロ「お前ら、赤ワインの味がわかんねぇなんて、イタリアーノ失格だな」
ペシ「はい、兄貴！」
メロ「プロシュートは最初から飛ばしすぎなんだよ。まずは軽ーく白でしょ」
リゾ（この赤は、なかなか…）
イル（無理矢理飲まされるくらいならこの方がマシだ）
みんな、の料理に舌鼓を打ちつつ、ドンドンボトルを上げていった。

しばらくして。
リゾ：無言で飲み続けている。
ジェラ「あんた、だめよーもっと女気出してかないとぉ！」
ソル「こん中でだれかいないのかよ」
「もう、プロシュートの兄貴が素敵すぎて、眺めてるだけで幸せ」
ジェラ「眺めてるだけじゃ、ダメよ！ぶつかりなさいよ！ぶつかっていきなさいよ！若いんだから！！」
ソル「ジェラート、飲みすぎだぞ」
「マジっスか！ぶつかちゃっていいんスか、姐さん！！」
ソル「お前も飲みすぎだ！」
ギア：白ワインに切り替えて、酔い始め、ぶつぶつ言っている。
メロ：安定したペースを保っている。
プロ：安定したペースを保っている。
ペシ：飲むのはやめて、兄貴のお酌に徹している。
イル：相変わらず炭酸水をお供に食事をちょびちょび食べている。
ホル：ペースがやたら早くて、早くも出来上がって、かなり陽気になっている。
「そういえば、みんなはどうしてシェアハウス始めたの？もともと知り合いだったりしたの？」
メロ「いや、別にそういうわけじゃ…」
ホル「いやあ、俺たち、ギャングの組織の同じチームでさー。一緒の方が都合がイイから、一緒に住んでんの。超むさくるしい！」
しぃぃぃん
「ギャング…？やくざ…」（ざわ…ざわ…）
「え…？」（ざわ…ざわ…）
ソル「てめぇ！それは黙っとくってことになっただろ！」
イル「あーあ」
ギア「メローネ、てめぇ！！」
メロ「俺じゃないでしょー！ホルマジオでしょー！」
ギア「そうか…ホルマジオ、てめぇえ！！」（蹴）
ペシ（あわわ）
プロシュートとリゾット、顔を見合わせて、ため息。
プロ「もう仕方ねえだろ。説明してやれよ」
リゾ「そうだな、わかった。…よく聞いてくれ、二人とも。俺たちは、南イタリアを統括しているギャング組織に属していて、本当は組織からの命令を受けて、任務を行っている。だが、任務の頻度に波があるので、普段は副業を持っている」
プロ「ホルマジオの言った通り、一塊のところにいた方が指令を伝える手間が省けるから、こうしてシェアハウスしてんだ」
二人（マフィア…？）（脳内に「ゴッドファーザー〜愛のテーマ〜」が流れる）
プロ「お前らは一般人だから、このことを話すつもりはなかったんだが、このバカのせいでな」
リゾ「まあ、だからと言って、お前たちに危害が及ぶわけではないので、今まで通り仕事をしてもらいたいんだが…」
と、顔を見合わせる。
「私たちはリゾットに助けてもらった身だし、ほかに行くところもないので…」
「確かにマフィアとか聞くと、少し怖いけど、みんなと暮らして、普通に楽しかったし…」
ホル（お、おまえら…！）
「これからも、ここで働かせてもらえたらって思います」
暗殺チームのメンバーが少し驚いて、顔を見合わせた。
リゾ「お前たちがそう言ってくれるなら、今までより一層、お前たちの身の安全を確保するように努力しよう」
メロ「じゃあ、改めて、二人を歓迎ってことで、乾杯しない？」
全員「kmmpaaai！！」
メロ「で、もう一つ♡　約束を破った、ホルマジオを袋にしまーす♡」
ギア「名案だな」
プロ「俺たちはギャングだからな」
ペシ「はい、兄貴！」
イル「異論はないよ」
ジェラ「然るべき報いをってやつね！」
ソル「ホルマジオ、そこに立て」
リゾ「……」
ゴゴゴゴゴ…
ホル「ちょ、ま、ぎゃああああああ！」
・「チャララ　ラララララララララ〜〜♪」（「ゴッドファーザー〜愛のテーマ〜」
本日、ホルマジオ離脱。

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